奇跡の教室
本校に勤務する地歴公民科の上田 聖矢先生(地理)の取り組みが、宮崎日日新聞の記事として、特集されました。
記事の一部を抜粋(引用)させていただきます。
「学校で一斉に」「同じ内容を」「教員から教わる」。
今までのこの授業スタイルは、コロナ禍で進められたGIGAスクール構想の現実により旧来の姿となりつつあります。
一人一人の端末とクラウド環境を使い、生徒が
「いつでも」「どこでも」「誰とでも」「自分らしく」「楽しく」
学ぶことができる状態を、創り出すことが目標です。
高校地理の全範囲の解説動画を約1年間かけて撮影し、私のYoutubeチャンネルで公開しました。
生徒はそれぞれ好きなタイミングかつ自分に合ったペースで、学びを進めることができます。
休み時間や寮の自学自習時間に学習したり、得意な生徒は倍速で、苦手な生徒は何度も繰り返し再生したりするなど、多様な生徒のニーズに応えることができています。
その上で、授業では動画で学んだ内容をグループで共有し、Google Earthなどの「GIS(地理情報システム)」を使って生徒たちが私に対してわかりやすく説明する、という新しいスタイルをとっています。
他者に物事を分かりやすく説明するには、事象の本質を理解しておく必要があります。この方法で生徒の「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力」が確実に向上しています。
授業を「受ける」時代ではなく、生徒たち自身が授業を「創造していく」時代になったと感じています。
九州大や京都大の先生方と協働し、学校内に地震計を設置して生徒たちがリアルタイムに観測できる仕組みを作りました。
先日は、先生方と県内の治岸部で津波避難訓練アプリ『逃げトレ』を活用した実践的な避難訓練を行いました。
最近は先端技術を活用した「デジタルな学び」、実際にフィールドで行う「リアルな学び」の融合を目指しています。
宮崎日日新聞(2024年(令和6年)9月16日 月曜日)
校内でも、文部科学省指定の新時代に対応した高等学校改革推進事業「創造的教育方法実践プログラム」を統括する、通称:マナカリPT(学びの森カリキュラム改革プロジェクトチーム)のリーダーとしても活躍しております。
以前の上田 聖矢先生の取り組みは、
下の記事より、御確認できます。
これからも研鑽をされて、宮崎県のトップを走る先生になるはずです。
今後の活躍への期待と、私たち職員も良い刺激を受けながら切磋琢磨して本県の教育活動に従事していきたいと思います。
進路:山田