俵万智さん、寮の干し柿を食べる!
2月27日放送の,NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で,本校の卒業生の保護者でもある,歌人の俵万智さんが登場!
番組の中で,本校に立ち寄ってくださった俵さん。偶然出会った1年生との,とてもほっこりするワンシーンが紹介されました!
俵さんとばったり出会う1年生のO君「部屋で干し柿を干しています」との会話から,部屋に行って干し柿を見てもらうことに。
ベランダに干し柿がずらり。いまどきこんな光景は珍しいですよね!
「食べてみますか?」とO君。
干し柿を手に取り,一口食べてから「甘い!」と俵さん。
この干し柿のやりとりから俵さんが詠まれた一首です。
渋いことあったら私も試そうか 皮をむいたり茹でて干したり
干し柿の歌なのに,干し柿とは一言も出てこない,この切り取り方が,もうただただ,脱帽です!直接説明しなくても,描きたいものを言葉で表現できる,それが短歌の大きな魅力のひとつだと思います。
ところで,この干し柿,どのようないきさつでベランダに干されたかというと...
寮のハウスマスターの先生方の企画で,寮の裏庭にあった柿を,皆で干し柿にしよう!ということになり,休日に皆で集まって干し柿作りをすることになりました。
ハウスマスターの家族も,皆で一緒にワイワイ作っています。楽しそうですね!
きれいに出来ました!さぁ,これでおいしい干し柿,できるかな?
O君が俵さんに見せた干し柿も,こうしてベランダで甘くなるときを待っていたわけですね。俵万智さんに食べてもらえるなんて,なんとも幸せな干し柿です。
放送後,残りの干し柿はどうなったのかをO君に聞いてみると,
なんと...
「カラスに食べられました」とのこと(笑)
自然の厳しさを学びましたね。
お忙しい中お立ち寄りくださった俵万智さん,本当にありがとうございました!これからも,自然豊かな学びの森で,素敵な短歌をたくさん詠んでいきたいと思います。
(文責:教務部 田宮あや)